サムライフラメンコ 第22話「サムライフラメンコ・ネイキッド」

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第22話　サムライフラメンコ・ネイキッド

正義への電話を切った灰司は英徳に拳銃の銃口を向ける。
｢また明日ね、ごっちん｣
一発の銃声が鳴り響くも殺すことはしなかった灰司は英徳に自分を殺してもらうために、彼女のメールを削除してしまう。
｢綺麗になりましたね｣
正義が駆けつけるもメールを削除されたことで英徳が壊れてしまう。
｢遅かれ早かれ僕は捕まります。少年院か病院に放り込まれるでしょう。更生プログラムを受け、世間から隔離され、それはいけない。あなたの敵になれない。なら今、あなたの大好きな後藤さんに人殺しをさせた少年として死ぬ方がいい｣
ダークヒーローになるための傷がないから傷になるのだという灰司に正義は裸になって全部を受け入れると告げ、灰司を殺そうとする英徳に立ちはだかる。
｢後藤さんは一人じゃありませんよ！｣
｢知った風な口をきくな！お前に何が分かるってんだ!?｣
｢分かりませんけど…けど、でも…えっと…後藤さん、結婚しましょう!!｣
｢はぁ!?｣
｢僕が彼女さんの分まで頑張りますよ、後藤さんのために。だから結婚しましょう！｣
｢何言ってやがる!?バカか、てめえは！｣
｢物凄く真面目です！これからは僕が後藤さんを守ります｣
正義にバカだと言われて、英徳は正気に戻り、彼女が旅に出たのだと受け入れることができるようになるのだった。






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サムライフラメンコ 第21話「愛をおしえて」

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第21話　愛をおしえて

東京ドーム公演でコーヒーを飲まなかったまりは大丈夫だったものの、萌と瑞希がステージ上で倒れてしまう。
灰司を止めるためには自分の存在を消すしかないのかと悩むが、目覚めた要から愛が切り札になり得ると教えられる。
｢師匠、冗談はやめてください｣
｢冗談ではない。愛は無限にして最強の力であり、人を何倍も強くする。正義に愛が味方すれば恐れるものなど何もない｣
英徳との関係にも亀裂が生じた正義は、戸惑いを抱えながらも灰司の行方を追い続けるが、愛について悩み始める。
しかし、見ていられなくなった石原が正義に愛について教えるのだった。

一方、携帯が盗まれ、呼び出された英徳が灰司に捕まり、正義は自分のマンションの部屋に来るように指示される。
『サムライフラメンコさん、こういうの分かりますよね？キング・トーチャーさんの時もやりましたよね。場所はあなたのマンションです。早く来てくださいね。でないと後藤さん、大変なことになっちゃいますよ』
正義への電話を切った灰司は英徳に拳銃の銃口を向けるのだった。
｢また明日ね、ごっちん｣

次回、「サムライフラメンコ・ネイキッド」





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サムライフラメンコ 第20話「いつか見た少年」

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第20話　いつか見た少年

正義は自分のマンションの部屋が爆発してしまう中、かつて“サムライフラメンコ”として対峙した中学生・澤田灰司に声をかけられる。
｢お久しぶりです、サムライフラメンコさん。僕、澤田灰司って言います｣
｢澤田灰司、くん…。君も早く、ここから離れた方がいい｣
｢大丈夫ですよ。爆弾を仕掛けたのはあなたの部屋だけですから｣
｢冗談だろ？君みたいな子供が…｣
｢あなたのために頑張りました｣
警備の厳重なホテルの部屋に泊まることになった正義は灰司から自分はこの世界に残った最後の敵だと宣言されるのだが、正義は灰司が1年前に死んでいると刑事から聞かされるのだった。
そんな中、フラメンジャーの面々や原塚、要など正義の周囲の人間が次々と襲われていく。
証拠も目撃者もいない中、正義は灰司を止めるため動き出そうとするが、石原やまり、萌、瑞希に連絡しないでいいのかと忠告されてしまう。
｢まさか…!?｣
『いえいえ、何もしていません。まだね』
正義に悪として対峙したい灰司はサムライフラメンコとしてやる気を出してもらうために誰かに死んでもらうと告げてくる。
『特に後藤さんだ。後藤さんを殺してみるとか…』
｢そんなことをしたら君を殺す！｣
英徳のもとへと急いだ正義だったが、証拠がないことで信じてくれない英徳とケンカになってしまう。
そして、誰も認識できない灰司が正義にとって英徳の彼女と同じであるのではないかと考え、倒すべき悪は自分自身なのではないかと正義は考えるのだった。

次回、「愛をおしえて」





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サムライフラメンコ 第19話「静かな生活」

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第19話　静かな生活

｢朝から大統領が遊びに来てくれるとはな｣
｢みんな、そうやって言いますけど僕が大統領になったら副大統領は後藤さんですよ｣
悪が消えて半年が経ち、地球に平和な日常が戻ってきたことで悪の消えた世界には正義の味方の出番はもうないのかもしれないと考えていた矢先、正義は英徳が彼女とデートの約束をしていることを知る。
｢ようやく彼女さんに挨拶ができます｣
｢何でお前が来る流れになってんだよ｣
｢ダメですか？｣
｢ダメですね。っつか、俺の地元で会うんだよ｣
｢そんな!?僕聞いてません！｣
｢お前に報告する必要ねえだろ｣
まりと共に英徳のデートを尾行することにした正義は英徳の高校時代の彼女は行方不明となっており、自分で彼女ならこう返すだろうと考えて自分にメールの返信をしていることを母親から聞くのだった。
――僕は友達に何もしてあげられなかった…。今日だけじゃない、僕はいっつも自分のことばかり相談して甘えて、後藤さんのことにまったく気づいてあげられなかった…
そんな中、正義ははかつて“サムライフラメンコ”として対峙した中学生・澤田灰司に声をかけられるのだった。

次回、「いつか見た少年」





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サムライフラメンコ 第18話「宇宙でフラメンコ」

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第18話　宇宙でフラメンコ

正義は英徳やまり、萌、瑞希の協力も得て、総理との戦いに決着を着ける。
しかし、総理はフラメンコ星人から日本を守るために支持率を上げようとしていたことが判明し、Mr.ジャスティスがフラメンコ星人として真の姿を現す。
｢こういうの前にキング・トーチャーさんやフロム・ビヨンドでも見ましたよね｣
｢ちょっと新鮮味に欠けるかな…｣
｢マンネリです｣
｢心配しないで、宇宙人の一人や二人ちゃっちゃと片付けてあげるから｣
｢フラメンコ星人！日本を侵略しようとしても僕達が許さない！言いたいことがあるなら下りて来い！｣
秘密裏に世界各国を侵略してきたフラメンコ星人は次なるターゲットを日本に定め、戸惑う正義達をしり目にフラメンコ星人は正義単身で交渉に赴くことを要求してくるのだが、それはこの世界に帰って来れるかどうか分からない賭けでもあった。
｢ひょっとしたらお前は命を失うかもしれない。だが、ここで行かねえのはお前じゃねえ。俺はお前のそんな姿は見たくねえ！今までだってずっと命懸けだっただろうが。ここで退いて全部を台無しにする気かよ？日本中の運命がかかってんだ。覚悟決めろ。行って来い、後先のことなんか気にするな。もし、お前がやられたら俺が仇をとってやる｣
｢…行ってきます｣
｢頼む｣
フラメンコ星人から人類を強制進化させる装置を見せられた正義は宇宙の平和のために進化するように告げられるが、進化を拒否してフラメンコ星人と戦う。
｢何が進化だ、結局はこの拳と同じだ。無理やり自分の都合を押し付けるだけじゃないか。僕達人間に必要なのは成長だ。小さくても自分の足で進むことだ。一歩一歩進むこと、進化ではなく進歩。そうして進んだ歩みがいつか宇宙の仲間に追いつくんだ！｣
フラメンコ星人を倒した正義は“宇宙の命とそれに関する出来事を管理するもの”と出会い、ルートを延長するかどうか選択を迫られ、悪と戦いたいのではなく正しいことをしたいだけだと元の世界へと変えることを選ぶのだった。

次回、「静かな生活」





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