アラタカンガタリ～革神語～ 第11話「生命～MITAMA～」

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第11話　生命～MITAMA～

｢アレだ。アレがヨルナミの城・玉依ノ宮だ｣
｢流石、十二神鞘のお城｣
｢ま、俺のよりは小さいがな｣
革達はヨルナミの城・玉依ノ宮までやってきたものの、ヨルナミの力によってコトハが捕えられてしまう。
コトハを追って王宮へと入った革の前にヨルナミが姿を見せ、コトハを助けたければ「自分を降すか、自分に降るように」と告げ、革に戦いを挑んでくる。
カンナギとカナテは手出しできず、革は一人でヨルナミに立ち向かうのだが、そこに将人までやってくる。
｢テメエ、アイツに何しやがった!?｣
｢逐力の鞘か。鞘・革は眠りに落ちました。そして微睡の中で私に降るのです｣
｢何!?日ノ原を倒すのは俺だぁぁ!!｣
将人は眠らされた革が時を遡らされて母親に降るように言われても、革は母親に逆らって降ろうとはしない姿をただ見ているしかできずにいた。
｢何故だ!?何故唱えぬ！何故母に逆らう!?あり得ん！母に逆らうなど有るまじきこと！｣
どんどん時を遡らされて幼くなっていく革だったが、コトハの声に応えてヨルナミの技を破るのだった。
｢母親の幻を見せて俺を降らせようとしたって無駄だ。俺の母さんはあんなこと言わない。それに俺はもう自分の足で歩いて行けるんだ！｣
劍神・哭多が戦意を喪失してしまい、戦えなくなったヨルナミは亡くなった母にもう認めてもらえないと落ち込むが、形見の箱の中に幼い頃に作った首飾りが入っていることを知る。
そして、優しすぎるヨルナミが一人で戦乱の世に巻き込まれた時のことを考えて母は鬼になって厳しく接していたという母の本意を知り、革のことを認めるのだった。
｢見せてもらったよ、よくあの術を破ったな。それだけは褒めてやる。だがな、何が絆だ！テメエが言うな!!テメエはな、俺だけ見てりゃいいんだよ！｣

次回、「創世ノ光～SOUSEI NO HIKARI～」

将人、どれだけ革に自分だけ見てもらいたいのさ…ｗ






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