BLOOD-C 第3話「ひとはいさ」

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第3話　ひとはいさ

唯芳は文人の喫茶店でたまご焼きを食べやすい大きさに包丁で切る小夜を心配そうに見つめていた。
｢あっ!?｣
｢どうした!?小夜｣
｢たまご焼きの端、潰れてしまいました…｣
｢大丈夫、その辺りは唯芳さんに食べてもらおう｣
｢いいえ、そこは私が｣
｢いや、もらおう｣


文人に出してもらったキモーヴとコーヒーを堪能した小夜は学校へと向かう途中、前は逃げられてしまった子犬を抱くことができる。

そのこともあり遅刻してしまった小夜は準備室の片付けの手伝いをさせられてしまう。
そして、授業がお昼までで終わったことでねねとののにどこか寄ろうと誘われて小夜はカフェ・ギモーブに行く。
ケーキをみんなで食べていると駐在がギモーブにやってきて、うぐいす商店のパン屋のご主人が一昨日から連絡もなく戻ってこないことが知らされる。
古きものの仕業ではないかと考えた小夜は御神刀を手に夜の街へ飛び出し、廃駅となった駅にふらりと歩いていくパン屋のご主人を発見するのだった。
突然駅に電気が灯り、しばらくすると電車が入ってきてそこにご主人はふらりと乗り込んでしまう。
そして、天井から伸びてきた触手のようなものに絡まれ、肢体を無残にも引き裂かれてしまったのだった。
続いて小夜がその電車に乗り込むと古きものが四方八方から襲い掛かってきたため、外へ飛び出すと電車が変化していくのだった。
ありとあらゆる方向から触手で攻撃される小夜だが、御神刀を鞘から抜いて果敢に立ち向かう。
なんとか古きものの急所に刀を刺し、血しぶきをあげさせる小夜に古きものは息絶えるまでにあることを告げるのだった。
『主、約定を、守れ――』

次回、「なげけとて」

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