仮面ライダーオーズ/OOO 第43話「ハゲタカと対立とアンクリターンズ」

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第43話　ハゲタカと対立とアンクリターンズ

アンク（ロスト）を倒した映司は元の姿へと戻ると、アンクの腕が大量のセルメダルをまとい、ついにはアンクが復活する。
｢映司、今度ばかりは礼を言ってやってもいい。目障りな偽者が消えてくれたからな。後は…｣
映司の制止する声など耳に入らないアンクは信吾に近づくと信吾の身体に再び取り付いてしまった。
怒り心頭の映司が激しく詰め寄ると、紫のメダルによって波動が走り、強気のアンクも映司のパワーに圧倒され逃走する。

一方、映司も暴走に近いエネルギーを放出したがために倒れこむようにヒザをついてしまうのだが、その様子を冷静に見つめる不可思議な男がいた。
男はアンクの後をつけると、アンクも何かを察したように男へとセルメダルを投げる。
たちまち男の身体の中から白ヤミーが出現し、ハゲタカヤミーに成長すると、カップルの男性ばかりを次々に襲い始めていく。
映司と後藤は変身すると、珍しく早く現場に到着した里中とハゲタカヤミーに立ち向かうが、羽を広げて送り出す強風に大苦戦してしまう。
それでもなんとか反撃に移ろうとすると、謎の男が運転する軽トラックに乗ってヤミーは逃亡してしまうのだった。

その頃、アンクは真木と接触し、自らをメダルの器にしてもいいと提案し、その提案に真木は言葉を失ってしまう。

映司はアンクが戻ってこないまま、一人で河原で野宿をしていると手が一瞬、恐竜グリードの手に変わってしまう。
震撼する映司の前に比奈がお弁当を持ってやって来てくれる。
「映司くん、私…お兄ちゃんもアンクもなんて都合の良いこと言わない、勝手なこと言わない。ちゃんと自分にできることをする」
「比奈ちゃん…」
「それって、今はきっと何があっても映司くんのそばにいるってこと。戦いは無理でもちょっとは役に立てると思う」
「うん…って言っていいか分かんないけど、今はそういう気分かな」
「じゃあ、うん」

再びハゲタカヤミーが現れ、カップルの男性のみを襲い始めたために映司と後藤も再び変身して立ち向かう。
激しい風による攻撃にも耐えた映司と後藤は力を合わせて必殺技を放ち、ハゲタカヤミーを撃破する。
「悪いな、映司。狙い通りだ。セルメダルはもらった」
今回のことは全てアンクが仕掛けた策略で、ハゲタカヤミーから出た大量のセルメダルとともに去っていってしまう。
「お前のコアはもう…」
「あぁ、誰かのお蔭でな。が、そんなことで諦められるか!!800年前からの俺の欲望だ!!」
「だからって、関係ない人巻き込むな!!」
「映司、お前の説教は聞き飽きた」
映司はライドベンダーで追跡するが、アンクの炎による攻撃に転倒してしまう。

映司を振り切ったアンクはセルメダルと謎の男の首筋に張り付いていた緑のコアメダルを合体させ、ウヴァを復活させる。
「俺のお蔭だ、きっちり恩返ししろよ、ウヴァ」
「俺の実力だ」
アンクは復活したウヴァを連れて、カザリ、メズール、ガメルの前に現れる。
「まさか…!?」
「どうして…!?」
「久しぶりだな」
「どうした？古い仲間を歓迎してもらえないのか？」
背中の羽を広げ、アンクとウヴァは勝ち誇ったようにカザリらを見るのだった。

次回、「全員集合と完全復活と君の欲」

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