犬とハサミは使いよう 第九話「犬無いところに煙は立たず」

犬とハサミは使いようの第9話を見ました。



第九話　犬無いところに煙は立たず

霧姫と共に本田書店を訪れた和人は入荷したばかりの藤巻蛍の『蛍星恋話』という勧められた本を購入し、帰宅すると霧姫の部屋が荒らされていることに気付く。
『本が一冊増えているんだよ！』
｢どうしてそんなこと分かるのよ？｣
『分からないのかよ!?』
｢分かるわけないでしょ！｣
『自分の持ってる本はきちんと把握してなきゃダメだろ！それが本に対して最低限の礼儀で義務だ』
｢あなたの常識を世間の常識みたいに言わないでくれる？一体、どの本が増えてるっていうのよ？｣
和人が増えていると持ってきた本は本田書店で購入したばかりの藤巻蛍の『蛍星恋話』という本であり、ストーカーが本を置いて行ったのではないかと推測するが警備会社に警備を頼むようになったために侵入するのは不可能であった。
何も手掛かりがないために『蛍星恋話』を読んだ和人は胸の高まりを覚え、霧姫に飛びかかってしまう。
本の内容は秋山忍の影響を受けているようであったために鈴菜から藤巻蛍の情報を聞き出し、住所、性別、年齢、家族構成から大澤愁山の娘で女子高生作家だと判明する。
和人の通っていた高校の校区ということで高校へと向かうのだが、温泉での時のように囲まれてしまうも全滅させる。
そして、今までストーカーしていた男が大澤愁山だと判明し、娘に悪影響を与えかねない霧姫を近づけないようにと親馬鹿で暴走していたことが明らかとなるのだった。
｢そんなことだから暴徒に襲われたりするのだ！｣
｢…!?やっと分かったわ、大先輩。今、『そんなことだから襲われるんだ』って言ったわよね？つまりあの男達はあなたが仕掛けたわけではないってことね｣
このことから事件の黒幕は藤巻蛍ではないかと推測する霧姫は高校を訪れ、別行動で図書室を訪れた和人は本の後ろに隠していた大澤映見の書いた原稿を取り出す。
｢やっぱり和人くんなんだね…？おかえりなさい、和人くん｣

次回、「光陰犬の如し」






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