仮面ライダーオーズ/OOO 第31話「恩返しとたくらみと紫のメダル」

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第31話　恩返しとたくらみと紫のメダル

真木が鴻上ファウンデーションを離れ、カザリと共闘することになり、映司達は戦々恐々としていた。

｢何それ？｣
｢退職金代わりに財団からいただいてきました、無断ですが。鴻上会長がヨーロッパから持ち帰った物の一つです｣
真木はカザリの前で研究所から持ち出した、鴻上がヨーロッパから持ち帰ったと古い石造りの円盤状の箱を開けようとしていた。
蓋にはユニコーンなど想像上の動物、恐竜のレリーフが刻まれ、箱の中にはコアメダルが入っていた。
｢これ、コアメダル!?｣
｢そう、今まで一度も世に出たことのない完全な状態の10枚。そして、メダルを抜くことで欠けた穴を埋めようとする欲望が生まれ、生命体グリードとなる｣

新学期応援フェア開催中のクスクシエで制服姿で映司と知世子が接客していると、比奈が同級生の三原鈴香を連れてくる。
鈴香は映司に昨年の秋ごろから自宅の郵便受けに、定期的にお金が届けられることを相談する。
封筒には、三原先生へと書かれていて、高校教師をしていた鈴香の父に宛てたものと思われるが、鈴香は父を一昨年に亡くし、母と子の2人暮らしなのを見かねた誰かが、援助してくれているかもという。

真木が何を持ち出したのか調べる後藤だったが、データがほとんど破壊されていたために分からずにいた。

その頃、とある金融会社では不穏な動きがあり、深夜0時に慌ただしく働いていた社員達からメダルが生まれ、回収されるとそのまま仕事を続けるのだった。
そして、回収されたセルメダルは大量にウヴァの元に集まっていた。
｢人間もクズヤミーも使いようだな。メズール、ガメル、お前達を取り込まなくても俺は俺で力をつける、このセルメダルで｣

鈴香の家に封筒を入れていた青年から話を聞いた映司は鈴香を呼び出すのだが、鈴香は青年にお金のせいで母親が甘えた生活をしたためにもういらないと言い残して飛び出してしまう。
青年がセルメダルを落としたことに気付いたアンクだったが、青年は鈴香の借金相手がセルメダル回収をしていた所だと気付く。
借金を勘弁してやってほしいと頼みに行くと、そこでクズヤミーが大量発生したために映司はオーズに変身するのだが、ウヴァにメダルを入れられた青年からもヤミーが生まれてしまう。
恩返ししようとしている青年から生まれたクロアゲハヤミーはお金を稼ぐために銀行を襲ってお金をばらまき始めてしまう。
｢ヤミーだ｣

映司はオーズに変身して黒アゲハヤミーに立ち向かっていると、そこに伊達も合流して黒アゲハヤミーを追い詰めるが、ウヴァが参戦してくる。
｢2vs1は卑怯だろ｣
大量のセルメダルにパワーアップしたウヴァに逆に映司と伊達が押されてしまう。
そこで映司はタジャドルコンボに変身するとウヴァに果敢に攻撃を仕掛け、飛び出したコアメダルをアンクがゲットする。
そして映司は黒アゲハヤミーに必殺技を決め、黒アゲハヤミーは大量のセルメダルとともに消滅する。
だがその時、真木のもとから飛び出した紫のコアメダル5枚が映司の体内に入ってしまい、苦しみながら変身を解除して目を紫色にして倒れこんでしまうのだった。

次回、「新グリードと空白と無敵のコンボ」

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