夏目友人帳 参 第13話「夏目遊戯帳」

夏目友人帳 参の最終話を見ました



第13話　夏目遊戯帳

寝不足のままテストを終え、教室の掃除をしながら次の休みに出かける相談をする貴志達は行き先の話が、いつの間にか子供の頃の遊びの話になる。
｢子どもの頃、どんな遊びしてた？私はままごととかおはじきとか…｣
｢俺は探検隊ごっことかしてたな｣
｢探検隊？｣
｢あぁ、近所の小さい子連れて浄水場の方まで行って、後ですんげぇ叱られたよ｣
｢そういうのなら俺も。本山の境内でかくれんぼして文化財のお堂に隠れてたら親父に見つかって殴られた｣
｢ハハッ、かくれんぼ、鬼ごっこは定番だな｣
貴志は仲間に入れてもらえず見ているだけだった影踏み鬼を思い出し、卒業後について考えながら帰る。
部屋に入ると妖怪達が集まっていて、貴志は夏目組の宴会に参加してほしいと言われるのだった。
｢ニャンコ先生、用心棒だろ？何とかしてくれよ｣
｢いいではないか。行ってやれ、案外楽しいぞ｣
｢先生はただ酒が飲みたいだけだろ｣
貴志は妖怪達の宴会に強引に連れてこられ、盛り上がった妖怪達に人の子の遊びをやろうと言われ、つい口にした影踏み鬼を妖怪達とやることになる。
鬼になったニャンコ先生が本気になったり、鬼に三篠がなったりと恐怖を感じる影踏み鬼になってしまう。
｢三篠、悪いが審判をやってくれないか？｣
影踏み鬼を長時間行うも、遠くから見ているだけだったためにどうやれば終わりになるのか分からない貴志達はラストゲームをすることにする。
｢お前も踏まれたのか、やはり人間は弱いね。…守ってやるさ、弱いお前が呼ぶならしょうがないね。しょうがない、気に入ったんだからしょうがないさ｣
そこに西村と北本、田沼が遊びに行く場所を決めようと誘いに来てくれ、ニャンコ先生や妖怪達が見送ってくれるのだった。
――見えることを疎ましく思ったこともあった。けれど、そのお陰でこんなにもたくさんの出会いを貰えたんだと、今は素直にそう思える。大切な友人達、今の俺にとって、人も妖も等しくかけがえのない――

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