灼眼のシャナIII-FINAL- 第2話「来たるべきもの」

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第2話　来たるべきもの

シュドナイは上海外界宿総本部を壊滅させた上に、「神鉄如意」によって強そうな女性のフレイムヘイズを楽々と仕留めてしまう。
｢御見事でございました、将軍。上海外界宿総本部もこれで壊滅｣
｢この戦勝、必ず我ら盟主様にもお喜びいただけましょう｣
｢そうかな？敵の中でも特段に走っていた上海を潰したんだ。これで他の領袖らも欧州に、ゾフィー・サバリッシュのもとに集結するようになる。浮かれている状況ではないさ｣

｢時節が真冬というのは些か以上に間が悪い。春ならば美しい花も咲き乱れていたのだろうがな｣
｢冬には冬の喜びが。それに今は高きに声を求めずともあなたと語らうことができます。私にはそれだけで…｣
｢冬には冬のか…。そうして我が身の不在を耐えてきたのだな｣
悠二を器とした盟主はヘカテーとベルペオルと共に世界を回っていた。

仮面舞踏会の面々の盟主への謁見が行われるが、面々の中には悠二を容器としての盟主の帰還に不満を持っているものもいた。
リベザルは一番槍として盟主に挑戦するものの、盟主は楽々と攻撃を防ぐのだった。
｢よくぞ、よくぞここまで育った。一番槍“驀地祲”リベザル｣

一方、旧知のゾフィーからの手紙に戸惑うシャナは言葉の真意が分からずにマージョリーとの修行にも身が入らずにいた。

佐藤は外界宿へと出発し、電車に乗り込んだ佐藤はどんな手段を使っても徒から逃げろというマージョリーの言いつけ通り必死に逃げる。
だが、徒は佐藤の電車とすれ違った電車に乗っており、悠二が元の姿でシャナと吉田の待つ街へとやってきたのだった。

次回、「旅立つために」



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