世界一初恋2 第2話「One cannot love and be wise.」

世界一初恋2の第2話を見ました。



第2話　One cannot love and be wise.

――あの頃、ずっと勝手に想像していた。クリスマスには先輩と二人でケーキを囲んでプレゼントを交換、ロウソクのオレンジ色の光の中できっとそれはキラキラしてドキドキするものなんだろうって…。そして、10年後
年末進行のお蔭で早い締め切りに追われていた律は原稿の持ち帰りがビリではなかったものの、急いで写植を貼るように高野に指示されていた。
写植の貼り終わった原稿を律が印刷所に持っていくことになり、原稿を届けた後、高野との夜のことが気になっていて、直帰していいというメールに気付かずに丸川書店に戻ってきてしまう。
｢わざわざ戻ってきたのか｣
｢あ、いえ…メール、今気づいて…｣
｢うわ、間抜け臭っ｣
高野の誕生日を横澤に教えられた律は高野と付き合っていたと横澤に告げられる。
｢誰かさんに傷つけられて放ったらかしにされている時に俺がずっとそばにいた。今更ノコノコ出てきて、ちょっと構われているからってその気になるなよ｣
｢いや、だから俺には関係ないんで…。でも、えっと…｣
｢何？｣
｢その…横澤さん、高野さんと、今もその…付き合ってるんですか…？｣
｢関係ねえならお前に言う必要ねえだろ｣

飲み会の後、高野と同じ電車に帰る律は誕生日おめでとうとだけ告げる。
｢全く、何にも用意してません｣
｢マジかよ、ケチくせえな｣

大雨警報発令の中、誕生日プレゼントにドライブに付き合ってくれと高野に無理やり付き合わされた律は高野が横澤と寝ていたことを知る。
｢じゃあ、何で横澤さんとここに来なかったんですか…!?｣
｢人の話をきちんと聞け、ドアホ!!付き合ってた、っつってんだろ！俺は今、誰とも付き合ってねえし、横澤は大事な友達だ。だから一緒に仕事をすると決めた時、きっちりケジメをつけた。言っただろ、どんな奴と恋愛しても忘れられなかったって。俺は10年前からお前が好きなんだよ｣

車内で高野にキスされた律は必死にしがみつくことしかできないのだった。
翌日、ケーキを買ってきた律は高野に渡すことができずに受付の子に渡し、プレゼントとして栄養ドリンクを渡すのだった。

次回、「Lingering love breeds mistake.」

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