世界一初恋2 第4話「Delay in love is dangerous.」

世界一初恋2の第4話を見ました。



第4話　Delay in love is dangerous.

風呂、空いたぞ｣
｢…後で入る｣
｢汗まみれだろ、風邪引くぞ｣
｢…っ！分かってるよ｣
｢風呂場まで俺が連れてってやろうか…？｣
｢余計なお世話だ！｣
千秋の投げた枕を避けた羽鳥は明日仕事で朝が早いからと帰ろうとする。
｢そんなの家から通えばいいじゃん。駅まで時間、そう変わんねえし｣
｢いや、帰る。ここにいると、朝、出かけたくなくなるからな｣
｢え、何で…？｣
溜息を吐き、ベッドに座った羽鳥は千秋の顎を掴む。
｢それは、俺に行かないでほしいと言ってるのか…？｣
｢あ、そ、そういうわけじゃ…｣
羽鳥は千秋にキスすると、締めたネクタイを外すのだった。

千秋が朝目覚めると、羽鳥は仕事に出かけていた。
朝食を食べ、テレビを見ている千秋だったが、暇で何をしたらいいのか分からないために優に電話するも、仕事だと遊びの誘いは断られてしまう。
『あ、でも前に言ってたやつはいつ行く？』
｢え、何だっけ？｣
『湯布院行こうって約束しただろ』
優との温泉旅行を断れなかった千秋は羽鳥からの電話で明日映画に行けることになったと連絡が入って喜ぶのだが、印刷所でミスが発生して羽鳥が直に確認しに行かなければならなくなってしまう。
｢今日、最終日なのにな…｣

気分を切り替えて画材や新刊をチェックしに街に出かけた千秋は羽鳥が高校の時に付き合っていた女性と一緒にいるところを目撃してしまう。
――通過、何で10年も前の元カノと会ってんだよ!?
ショックでその場から離れた千秋に思ったより仕事が早く終わったと羽鳥から電話が入るが、元カノと会っていたことに腹を立てて電話を切ってしまう。
そして、優の家で酒を飲んだ千秋は羽鳥と元カノが癒されたくて割り切った大人の割り切った関係になっているのではないかと優に言われる。
｢トリはそんなことしねえよ!!｣
しかし、自分が癒しを羽鳥に与えるどころかストレスの原因になっていると考えた千秋は悩んでしまう。
更に優は羽鳥からかかってきた電話に千秋に変わらないで電話を切ると、千秋を押し倒す。
｢止せよ、優…こういう冗談好きじゃないんだけど｣
｢俺も好きじゃない、だけど…これは本気だから。羽鳥より俺の方がいいと思うよ｣
優にキスされた千秋は更に先に進まれそうになり、殴ってしまう。
｢何で俺じゃダメなんだ…っ？羽鳥ならいいってのかよ…っ…!?何で!?何で羽鳥なんだよ…｣
｢よく分かんないけど…トリじゃないとダメみたいなんだ｣
｢何がよく分かんないだよ…お前は昔から羽鳥にべったりだったじゃねえか｣
そこにやってきた羽鳥は優に殴りかかろうとするが、千秋は必死で止めようとする。
羽鳥と共に家へ帰った千秋は優の気持ちを知っていて家に行くのは軽率にも程があると詰め寄られる。
｢うるさい、うるさい、うるさーい!!元はといえばお前が悪いんだろ！仕事とかいって元カノと会ってたくせに!!｣
｢はぁ？｣
｢見たんだからな！改札の前で二人でいるところ！あんな風に親しそうにしといて…何もなかったなんて言わせねえぞ…｣
｢何、勘違いしてるんだ｣
元カノの星野は印刷所の本社の人だったらしく、千秋の勘違いだったことが分かる。
｢お前は…俺が仕事だと嘘を吐いて浮気をするような人間だと思っていたということか…｣
千秋が嫉妬してくれたことがうれしい羽鳥は好きだとキスするのだった。

次回、「Follow love and it will flee thee,flee love and it will follow thee.」

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