灼眼のシャナIII-FINAL- 第6話「掌のなかに」

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第6話　掌のなかに

｢おい、ここから出せっつってんだろ!!｣
マージョリーの代理として東京の外界宿に入った佐藤は歓迎されるどころか連絡手段を奪われ、一週間も監禁されてしまう。
佐藤の前にヴィルヘルミナと旧知の仲でもあるフレイムヘイズのレベッカ・リードが現われ、御崎市の状況を教えてくれる。
｢マージョリーさんが昏睡状態!?そんなことあるわけないです!!｣
｢それがあるわけあったんだよ、ヴィルヘルミナの報告書によればな｣
これから会議があるために佐藤は再び別室に閉じ込められてしまう。

｢総力戦が予想される以上、東京もチューリッヒも戦力を惜しむのは当然のこと、単身で赴く覚悟はできているのであります｣
上海総本部が壊滅したために飛躍的に重要性を増した外界宿の東京支部は単身、シャナを救出しようとしているヴィルヘルミナを説得して貴重な戦力を失わないようにしようと考えていた。
しかし、大事な人に何かあったら心配するという佐藤の言葉を思い出したレベッカはヴィルヘルミナが心配で友達として力になってやりたいと気づき、佐藤を連れ出して東京総本部から二人で出て行くのだった。
｢ほらよ、餞別だ｣
｢この書類は？｣
｢ヴィルヘルミナからの報告書だ。御崎市で何があったかはこれで分かる｣
『それと、もうすぐ動き出す戦争の作戦計画書も入っている』
｢失くすんじゃねえぞ｣

レベッカから協力を取り付けられたヴィルヘルミナはゾフィからの手紙で御崎市に一人フレイムヘイズが向かっていると教えられる。

悠二の掌の中にある力が何であったのかを知っていたシャナは紅世の王さえ一撃で虜にする力を生むこの世で最強の自在法なのでかつてシロが見つけろと言った愛という最強の自在法を見つけるのだった。
――シロ、見つけたよ。最強の自在法はここにある。そう、愛――
突然、部屋の周りで爆発音が響いてきたために慌てて部屋の外に出たシャナは自分の世話をしていた燐子が倒された姿を目撃する。
｢頂きの座!?｣
｢お前はいらない｣

次回、「神門」



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