人は見た目が100パーセント 第1話

人は見た目が100パーセントの第1話を見ました。



｢流行のメイク、研究しましょう。ちょっと調べてみたんですけど、アヒル口っていうのを筆頭にうさぎ顔メイクとかたぬき顔とかネコ顔とか様々な流行メイクが生まれてるそうです｣
｢そんなに色々あるの!?何から研究すればいいのよ!?｣
｢うさぎ顔が根強い人気みたいです｣
｢理由は？｣
｢放っとけない感じがするかららしいです｣
｢それにしましょう！私、働いてるとヒシヒシと感じるんですよね。放っておかれてる感｣
｢分かる。こっちが必死になってても手伝ってくれるどころか早いね、じゃあよろしくって次から次へと頼まれるわよね｣
｢そう！自分一人でできるでしょって完全放置。この間MSだと一生放っとかれ続けて行きつく先は孤独誌ですよ｣
｢うさぎは寂しいと死んじゃうのよ｣
とある製紙会社に勤める優秀な理系女子研究員・城之内純、佐藤聖良、前田満子はこれまで研究に没頭していたが、所属する第3研究室が大手化粧品メーカー・クレエラジャパンに吸収されることが発表される。
クレエラ社は丸の内にオフィスを構えており、これまでの純の人生とはまったく無縁のおしゃれな世界にある会社だった。
クレエラ社は純達が研究しているセルロースナノファイバーの高い保湿効果に注目したらしく、顔合わせを兼ねたクレエラ社の新年会に出席した純達はその華やかさに圧倒されてしまう。
｢私達…｣
｢完全に場を読み違いましたね｣
｢兎に角この拷問が終わるまではここでじっとしてましょ｣
｢隅っこでじっとしてればこれ以上は恥をかくことはありません｣
｢はい｣
じっとしていようと考えた純だったが、くじ引きでクレエラ社の人気化粧品が当たったものの、使い方すらわからずにステージ上で大恥をかき、逃げるようにステージを降りようとして階段を踏み外し、気を失ってしまう。
クレエラ社統括マネージャーの松浦栄子と共に冷ややかな目でその姿を見ていた丸の内研究センター長の國木田修はそんな純にこれからはもう少し身なりに気を遣った方がいいと言い放つ。
｢社員は皆メーカーのイメージアップに貢献すべく、高い美意識をもって仕事に臨むべきなのです。人は見た目が100パーセントですから。研究員だからといって解析だけやってればいいと思っているならそれは大きな間違いだと思います｣
困り果てた純は転職しようとするが上手くいかず、満子と聖良と共に今まで知らなかったビューティーについて学んでスキルアップを図ろうと決意し、さっそく流行のメイクやストール、帽子について研究を始めるのだった。
そして、國木田からアドバイスを受けた純達は同僚研究員の丸尾拓馬と三沢基樹からオシャレだと褒められるのだったが、恥ずかしさから追い出してしまうのだった。
｢また一つ問題が露呈しましたね…｣
｢褒められることに免疫がないっていうのも女子モドキの悲しい性ね｣
｢でも、クリアですね。理系男子に褒められたってことは一応、第一目標クリア…ですよね？｣
丸の内へ出勤する純達だったが、丸の内にある研究所の１階には榊圭一らイケメン美容師が揃った人気美容室もあり、そこを毎日通らなければならないことに驚くのだった。


個人的に見る動機になった中尾君の出番少なすぎて悲しい…。
世界が違い過ぎる純と榊の恋とか始まるの…これ？

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