明日の約束 第10話

明日の約束の第10話を見ました。



学校や自分を敵視し続けてきた真紀子にもすべてを話そうと日向が吉岡家を訪ねると、そこには亡き息子の気持ちが分からないと絶望する真紀子の姿があった。
｢圭吾に直接聞きたいからです。世間の皆さんが仰るように死んだのはホントに私のせいなのか。あの子が私を憎んでいたのかどうか同じ場所に行って知りたいんです。耐えられませんから。母親の私があの子の気持ちを分からないなんて。だから…｣
｢分からないと思います。例え、死んでも圭吾くんの気持ちを分かることはできないと思います。だから…死なないでください｣
｢どうしてあなたがそんなことを？｣
｢吉岡さんに死んでほしくないからです｣
圭吾と真紀子に自分と母・尚子の関係を重ね合わせた日向は自分も幼い頃から親の愛情に苦しんできたと告白する。
真紀子は圭吾のことを何も分かっていなかったと泣き崩れるのだった。
尚子に家を出て行くことを告げた日向は自分の思っていた気持ちも明かすのだった。
さらに日向は終業式で圭吾の自殺に関して一番許せないと思っているのは圭吾自身だと切り出し、ざわめきが生徒や教師達の間に広がる。
｢何故なら私は吉岡くんに生きてほしかったし、生きるためにもっと助けを求めてほしかったからです。亡くなった人を否定的に語るのは良くないことだと分かっていますし、酷い発言だと思います。でも私は今、生きている人のために言いたいんです。自殺という行為が辛い現実から逃げるための手段だと思ってほしくないんです。もしかしたらこの中にも今現在、死にたい、死んで楽になりたいと思うような悩みを抱えている人がいるかもしれません。でも忘れないでください。悩みや苦しみを抱えながらもそれでも生きている、死を選ばずに生きているということは誇りに思うべきことなんだって。私は吉岡くんに生きることを選んでほしいと伝えたかった。彼が心に抱えていた悩みや苦しみから生きて逃げる勇気を持ってほしかった。人生には辛いことがあります。中には生きることが苦しくなるほどの出来事があるかもしれません。でもそんな時は生きて逃げることを第一に考えてください。苦しさに耐えても心が壊れて命を失ってしまったら何の意味もないんです。だから…辛かった逃げてください。生きることから逃げさえしなければ生きていれば、人はやり直せるから。自分を大事にしてください。例え、幸せが約束された明日ではなかったとしても。それでも…明日も生きているということが何より大切なんだと信じてください｣


真紀子が圭吾の気持ちを分かっていなかったと分かってくれてよかった。
日向は家を出る勇気を出したし、本庄も自分の夢のために医者を目指し直すとかこの後もちょっと気になりました。



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