BRAVE10 其之壱「運命のふたり」

BRAVE10の第1話を見ました。



其之壱　運命のふたり

関ヶ原の戦いが始まる約1年前、信州国境にて放浪中の伊賀忍者・霧隠才蔵は、刺客に追われる巫女・伊佐那海と出会う。
｢追われているのか？｣
｢あ、はい｣
面倒なことに関わりたくないと立ち去ろうとする才蔵だが、伊佐那海に袖を掴まれてしまう。
｢あ、ちょっと…！助けてくれないの!?｣
｢何で？｣
だが、目撃者必殺ということで襲われることになってしまった才蔵は構わず襲ってくる刺客を嫌々ながらも鮮やかに瞬殺する。
｢ったく腹減ってんのに余計な体力使っちまった…｣
｢待ってよ！｣
｢あ？｣
｢そんな強いんだったら女の子一人守るくらいお手のもんでしょ？またいつさっきの奴らみたいなのに襲われるか分かんないし一緒に来て｣
｢知らねえっつうの｣
すっかり才蔵の強さに感激した伊佐那海にせがまれ、才蔵は信州上田までの護衛を引き受けることになる。
かくして、上田の真田領内にやって来た二人の前に真田忍隊頭の猿飛佐助と名乗る忍者が立ちはだかり対峙する。
｢この霧隠才蔵に名乗らせたら生きて帰れると思うな！｣
いつまでも戦いをやめない才蔵と佐助にキレた伊佐那海は戦いをやめさせ、真田幸村に会いに来たと明かす。
｢ここが難攻不落の上田城ね…。割と地味…つうかお城なんて初めて～と騒ぐかと思えば…｣
｢おいおい、厄介事じゃねえだろうな｣
姿を現した幸村は無精髭を生やして着流しを着ていたが、伊佐那海は出雲大社を刺客によって焼かれて逃げ延びてきたことを明かして幸村に助けを求めるのだった。
｢で、わしに何をしろと？｣
｢え、何をって神主様はあなたを頼れと…｣
｢んなこと言ったって仇討の片棒は担ぎたくねえし｣
｢仇討など…！｣
｢追手がかかってるんだろう？こっちまでとばっちり喰いそうだ。わしは危ういことには首を突っ込まない性質でな、悪いがしてやれることはないわい｣
｢そんな…｣
｢ま、わしも鬼ではない。今晩くらいは止めてやる｣
上田城を後にした才蔵の後を付いてくる伊佐那海は足を震わせながら一緒にいてほしいと頼んでいると、再び追手に襲われてしまう。
｢狸の臭いだ。お前ら家康の手のものだな？｣
｢俺らを餌に使ったな!?｣
｢許せ、敵を見定めるためだ｣
幸村と佐助の目の前で才蔵はあっという間に追手を瞬殺するが、血を見た伊佐那海は奇妙なブラックホールのような力を発動させ、追手などを消し去ってしまう。
伊佐那海にそばを奢ったことを口実に一緒に上田にいるように頼まれた才蔵は頭を抱える羽目になる。

｢二人がこのような形で揃うとはのぉ…これを偶然と呼ぶか。六郎、お主もこの目で見ただろう？｣
｢はい、あれが生きとし生けるもの全てを闇に葬るという力…｣
｢だが、その力を手に入れた者こそがこの世を制する――。それにしても狸、器以上のものを欲しがる。そろそろ灸を据えてやる頃のぉ…｣
10人の勇士を集めているらしい幸村の話を天井裏から聞いてた才蔵だが、海野六郎の口から発する超音波らしきものによって倒れてしまうのだった。

次回、「闇と光」

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