妖狐×僕SS 第3話「ほんとうの契約」

妖狐×僕SSの第3話を見ました。



第3話　ほんとうの契約

｢凜々蝶様、ここにいらしたのですね。おはようございます｣
｢お、おはようございます…｣
｢昨夜は丁寧なメールをありがとうございました。感動いたしました｣
｢フン、あんなものメールを打つ練習のついでだ｣
｢毎日、寝る前に読み返しますね｣
凜々蝶からのメールを双熾はPCやSDカードにバックアップを取った上にメールお預かりセンターに預け、メールをプリントアウトしたものをラミネート加工して金庫に保管までしていた。

高校の入学初日、凜々蝶はカルタと同じクラスだったものの、クラスメイトと上手く接することができずに悪態をついてしまう。
さらに学校から帰ると、妖館の前で見知らぬ女性とキスをする双熾の姿を目撃し、お願いされたからしただけだと事情は説明してもらったものの、凜々蝶は自身の人間不信を双熾にぶつけた上にSSの契約を解消してしまう。

新入生の懇親会で代表の挨拶を任されている凜々蝶だったが、SS解消を気にして寝不足になってしまい、会場をウロウロするばかりだった。
影ながら心配そうに見つめる双熾の前で悪態をついて蹲ってしまう凜々蝶に再び同級生から陰口が浴びせられる。
陰口を受け入れ塞ぎこんでいく凜々蝶だったが、耐え切れなかった双熾はその同級生に水を浴びせかけてしまう。
｢すみません、あまりにも腹が立ったので。土下座でも何でもしましょう。ただし、前言を撤回していただけるなら。凜々蝶様はただ不器用なだけ。真面目で律義で誠実で、そしてとてもとても繊細な方。あなた方に凜々蝶様の何が分かっているのですか？｣
自分のSSの不手際だと凜々蝶は自ら水をかぶる。

壇上に上がる前に凜々蝶は自分にしっかりと情を向けていてくれた双熾に礼を告げ、再びSS契約を結ぶのだった。

次回、「妖館ウォークラリー」





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