灼眼のシャナIII-FINAL- 第16話「再び、戦いへ」

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第16話　再び、戦いへ

――間に合った、間に合ってしまった。残る作業はあと一つ。ヨハン、私はあなたの望み通りにしている。どんなに、どんなに嫌なことでも、でも私は動かぬ、起こり得ぬ奇跡が起こるまで。それがあなたを想うわたしのせめてもの抵抗

創造神復活の阻止、星黎殿の攻略、仮装舞踏会首脳部の打倒、そのいずれも成し遂げられなかったシャナ達だが、残された一手は遠投で針穴に糸を通すような作戦であるために戦いに向かう恨みや憎しみではない決意が必要だった。
｢私は新世界の創造が達成されれば戦う意味もなくなるという創造神の楽観論には与しない。理由はセンターヒルが明かした真実の通り｣
盟主の創造しようとする新世界はフレイムヘイズの戦いを終わらせるものだが、何百年、何千年、こちらの世界は安全かもしれなくても遠い未来で、「紅世」、「この世」、「新世界」全てに今度こそ避け得ない大災厄の危機が降りかかることになるから今それを防ごうと話す。

ゾフィーはチューリヒ外界宿総本部に帰還することになるが、シャナ達は香港を経由し、『大地の四神』説得のためニューヨークへと向かうのだった。

一方、星黎殿では大命成就の地に選んだ御崎市に向かって出発しようとしていた。

次回、「誰が為に」





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