ギルティクラウン phase16「王国：the tyrant」

ギルティクラウンの第16話を見ました。

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phase16　王国：the tyrant

｢しかしまた短い間に変わっちまったな、東京も｣
亞里沙を救出するために、封鎖された東京に潜入した葬儀社のアルゴが親衛隊として心酔する生徒達に案内されて見たものはヴォイドランク制を受け入れ、学園に君臨する集の姿だった。
｢それじゃヴォイドが出せない。僕の目を見させるんだ。おめでとう、君はAランクだ。学園のために力を尽くしてほしい｣
｢おい、集｣
｢久しぶりですね、アルゴさん。無事でよかった｣
｢随分物々しいんだな｣
｢政府が新型のゲノム兵器を稼働してる可能性があるんでね｣
集が東京脱出計画のために生徒達に厳格な支配を強いるヴォイドによる、ヴォイドのための王国だが、人の心を軽視した階級制度は集と生徒達の溝を深め、集を孤独の淵に突き落としていくものだった。
｢Fランクの人間においそれと資源を無駄にできない｣
｢おい、いい加減にしろよ、集｣
｢アルゴ、命令を無視するのか!?｣
｢当たり前だろ、馬鹿！集のくせに俺に偉そうに命令すんな｣
｢アルゴさん、命令を聞いてください｣
集に反発するアルゴは拘束され、ツグミから現在の状況を聞かされる。

｢みんなには僕が横暴で自分勝手に見えるだろうね…｣
｢辛いの？｣
｢好かれるためにやってるわけじゃないから、みんなを無事に東京から脱出させるためだから。だからやめるわけにはいかない。でないと祭が、祭が死んだ意味がなくなっちゃう…。いのりがいればいい、いのりさえいてくれれば｣
｢いいの？私で――｣

脱走したアルゴを追いつめる集だが、ヴォイドに頼りすぎた集は一瞬でアルゴにナイフを突きつけられてしまう。
ヴォイドが壊れたことで生徒がまた一人亡くなってしまい、集はそのことに気付くが、谷尋によってもう後戻りはできないようになっていた。
｢これを知ればお前がヴォイドを使うのを躊躇うことは分かっていた。しかし、今の体制が崩壊すれば結局は全員が死ぬことになる。このまま進むしかない。この事実は作戦発動まで隠すぞ、いいな？｣
｢何言ってんだ!?今すぐヴォイドなんか使うのをやめるんだ!!これで戦争なんかやったら、それこそどれだけ死ぬか分かんねえだろ!!｣
｢戯言に耳を貸すな！｣
｢目を覚ませよ、おい!!｣
しかし、狂った集にはアルゴの言葉は届かないのだった。

一方、真実を目撃した亞里沙は放送で生徒達に伝えようとするが、真名に殺されてしまうのだった。

次回、「革命：exodus」

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