灼眼のシャナIII-FINAL- 第19話「彩飄が呼ぶもの」

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第19話　彩飄が呼ぶもの

楽園・無何有鏡を求め集まる徒の前にフレイムヘイズが立ちはだかる。
その中心に、漆黒の炎と紅蓮の炎があった。
星黎殿が変形して生まれた要塞・真宰社の上空でシャナと悠二が対峙していた。
｢通さない。シャナ、いつか言ったよね？フレイムヘイズとしてある君の側には絶対立てないって。それはフレイムヘイズが本質的に徒を許せないからだ。己の存在が異物に抱く拒絶反応として!!｣
｢…それが、そんなものが絶対に私と立てない理由なの？あの時の…あの想いを…どうして信じてくれないの!?悠二の馬鹿ぁぁ!!バカァァ!!｣
攻防の合間、これまで使わずにいた宝具・コルデーに仕込んだ大命詩篇の断片をヘカテーを包む大命詩篇の繭に打ち込もうとするが、悠二が事前に用意しておいた暴君による防御機能に阻止される。
｢まだまだこんなものじゃないのはこっちだ。大切なものなんだ、防御機能くらい付いているさ｣
衝撃で吹き飛ばされてしまった一美は死を覚悟しそうになるが、シャナに頼んで首にかけられたタルタロスの鎖を断ち切ってもらうと、フィレスが現れる。
｢ここに今ある形を変え、そして私自身もヨーハンとの望まない約束を果たそう｣
フィレスがヨーハンを呼び起こしたことで悠二の身体からヨーハンが分離したため、異常なまでに鋭敏な感知能力は失われ、施されていた『戒禁』もほとんど機能しなくなってしまう。
そして、フィレスがヨーハンは一美を連れて百鬼夜行の“燐子”に乗って戦場から離脱していくのだった。

シャナは悠二と再戦を開始し、教授は真宰社が倒壊の危機に瀕した際に機器管理室に移動して真宰社を造り直すも、機器管理室が外壁の外に露出してしまう。

次回、「世界の卵」





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