世界一初恋 第6話「Go to the sea,if you would fish well.」

世界一初恋の第6話を見ました。



第6話　Go to the sea,if you would fish well.

――ううっ、温泉旅行に行ったのがやばかった。楽しかったけど、俺の馬鹿!!
福引で当てた一泊二日の温泉旅行に千秋は出かけ、調子のよかったはずなのに原稿が上がらずにいた。
｢編集なんて待つのが仕事なんだから待たせとけばいいんだよ｣
優が羽鳥に厳しいのは嫌味は愛情の裏返しや照れ隠しなのではないかと千秋は考える。
｢ってこれは俺が優の好きな奴を奪っちゃったってことじゃん!?とりあえず、トリに言うだけ言っとく…いや、それもまずいよな…
原稿が全然進んでいないとアシスタントに言われた千秋は自分達の関係をプロットとしてアシスタントに聞いてもらうのだが、自分が恋愛で悩んでいるのだとバレてしまう。
｢ふ～ん、どうでもいいけど、まず目の前の仕事じゃないの？｣
何とか原稿を完成させ動く気力もないと玄関で横になっている千秋の元に羽鳥が訪れ、手料理を作ってくれる。
――凄いクマ、いい男が台無しじゃん…｣
｢何か言いたいことでもあるのか？｣
千秋は新年会に不参加することにしていたのだが、漫画がドラマ化することもあって挨拶しろと羽鳥に参加するように言われてしまう。
｢嫌だよ、着ていく服もないし、ああいうキラキラした場所は苦手だ。知ってるだろ？ドラマは勝手に作ってくれて構わないし…｣
｢お前はいくつだ？そういう問題じゃないだろ｣
｢優が一緒に行ってくれるなら行ってもいい｣
｢はぁ？｣
｢だってお前がずっと相手してくれるわけじゃないし、一人でいたってつまんねえじゃん｣
優が付き合ってくれることになり、着ていく服のない千秋のために買い物まで一緒に行ってくれることになるのだった。
｢でも安心した。優が一緒なら気後れしなさそうだし｣
ご飯を食べようと思っていた千秋は羽鳥に腕を掴まれてキスされるのだが、突き放してしまう。
帰る｣
｢帰るって飯は？｣
｢邪魔したな、今日はゆっくり休め｣
千秋は羽鳥とのキスは許せても、優とのキスは想像できないので羽鳥のことは特別だと思っているのではないかと考える。

新年会当日、高野や律に挨拶した千秋は羽鳥と共にドラマ関係者の挨拶に向かう。
その後、一之瀬絵梨佳に羽鳥は声をかけられ、そっちに行ってしまい、女性に囲まれているところを千秋は見るのだった。
｢トリって一之瀬先生の担当じゃねえよな？｣
｢さぁ？けど、あの人が羽鳥を狙ってるってのはよく聞く｣
｢狙ってる!?｣
｢食事に誘ったり、相談があるってバーに連れ出したり。羽鳥も満更じゃなさそうじゃん。一之瀬さん美人だし、年上だけど金もあるし、逆玉もいいんじゃね？｣

先に帰った千秋は羽鳥とネームの打ち合わせをするのだが、羽鳥から香水の残り香が気になってしまう。
｢おい、聞いているのか？何か気になるところがあるなら先に言え｣
｢分かってるよ｣
｢自分で分かるだろ？こんなつまらない話を吉川千春の作品として載せられない｣
｢つまらないって…分かった、トリの言うとおりに直す!!｣
｢何を自棄になっているんだ、これは提案をしてるだけだ｣
香水の匂いから嫉妬している自分に気付く千秋は羽鳥から仕事とプライベートをどう変えたらいいかか分からないと告げられる。
｢お前、ホントは柳瀬の方がいいんじゃねえのか？温泉だって新年会のスーツだっていつだって先に声をかけるのはアイツだろ。｣
｢あ、あれはお前が忙しいかと思って…｣
｢分かってる、でも気持ちで納得できないこともあるんだ。その上、この前はお前に拒まれて…｣
｢あ、あれはお前が無理やりしてくるから…。あんな風にいきなりされたら混乱するだろ。っていうか、何で優をそんな目の敵にするんだよ？俺はキスするのもされるのもお前以外の男とはしたくねえんだよ!!｣
｢いきなりじゃなければいいのか？｣
｢多分…｣
｢今してもいいか？…言われないと分からないというなら何度でも言ってやる。俺はお前が好きだ。お前じゃないとダメなんだ｣
千秋は返事として善処すると答え、羽鳥にキスされながらソファに押し倒されるのだった。

次回、「Coming events cast their shadows before them.」







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