夏目友人帳 肆 第9話「月分祭」

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第9話　月分祭

月分祭は豊作の神とされる豊月神と、地枯らしの神とされる不月神が勝負をする豊作祈願の祭りである。
不月神が勝てば山が枯れるが、その勝負を前に豊月神が祓い人に封印されてしまい、祭りまでに豊月神を捜しだすよう依頼された名取は、勝負の地となる三隅山を訪れる。
そこで名取の目の前に現れたのは封印されているはずの豊月神の一行だったが、豊月神の面の下の顔は紛れもなく貴志だった。
｢柊、今夏目とそっくりの妖怪が｣
｢いえ、あれは夏目です。豚猫もおりました｣
そんな中、互いの神を信奉する妖怪達が対立を始めてしまったために豊月神となった貴志が止めに入る。
｢こんな所で暴れてもらっては困る。心配しなくても豊月はここにいるぞ｣
貴志は名取に事情を説明し、力を貸してもらうことにする。

月分祭が始まり、壺から飛び出した獣の妖怪を捕まえる勝負が行われるのだが、妖怪のことは白笠に頼んで貴志は豊月捜しへ向かう。
獣の妖怪が現れ、貴志は柊とともに川に落ちてしまう。
助かったものの、黒衣の罠に引っかかり、気絶した貴志に黒衣達が近寄り、人間だと気付かれてしまうのだった。

次回、「祀られた神様」

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