仮面ライダーオーズ/OOO 第34話「親友と利用とその関係」

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第34話　親友と利用とその関係

映司は高校時代の同級生・北村に招待されたレジャーランドへ比奈達と訪れ、アトラクションを楽しむ一同だったが、映司が目を離したすきに比奈が誘拐され、さらには突如現われたフクロウヤミーに伊達と後藤までもが連れ去られてしまう。
北村の仕掛けた罠にはまったアンクは比奈を誘拐したのも、ヤミーの親も北村だと看破する。
｢お前だろ？あの女さらったの。とぼけなくていい、ヤミーを生み出したお前の欲望は何だ？あのヤミーはお前の欲望を満たすために動いてる。自分を生み出した親を巣に閉じ込めて親鳥みたいに欲望を運ぶ…さしずめこのレジャーランド全体が巣ってわけだな。言いたくないのならいい、全部映司にバラすまでだ｣
映司にただ頼られて友達になりたかった北村だが、アンクが全部バラしても映司は咄嗟に比奈を誘拐したのは、自分と北村が比奈を楽しませるために仕組んだサプライズだったと嘘をつく。
アンクが北村を庇い立てする映司に納得がいかないと詰め寄ると、映司は今は北村に頼るしかないと言うのだった。
｢それに北村がこんなことをしたのは俺に責任がある｣
｢しかし、友達になりたいなんて人間ってのは奇妙な欲望を持つな｣
｢なりたいって…北村とは高校時代からの友達だよ｣
高校時代に一緒にレジャーランドに来た時に一番楽しかった場所が植物園だったという北村の言葉にフクロウヤミーがそこにいるのではないかと映司達は植物園に向かう。
植物園内の巣の中に伊達と後藤を見つけた映司だが、後藤を解放したと同時にフクロウヤミーに襲われ、変身する前に捕まってしまう。
そこで伊達を助けようとしていた後藤が映司を助けてオーズに変身させるのだった。
そして、後藤に助け出された伊達も変身し、伊達がフクロウヤミーと戦い、映司はカザリと戦うのだが、フクロウヤミーにアンクが連れ去られ、そっちに気が向いている隙にカザリの攻撃を受けて映司は変身を解除してしまい、コアメダルまで奪われてしまう。
｢やめた。またあのコンボを出されたら敵わないし、それに物事には順番がある。今日はこのくらいにしといてあげるよ｣
｢順番？｣
｢僕の狙いは君達じゃない｣
｢まさかアンクを!?｣
｢またね｣

アンクが邪魔者だとカザリから聞かされていた北村はアンクを助けに行こうとする映司を呼び止めるが、映司は今やるべきことをやるしかないと伊達達と共にアンクを捜しに向かう。

｢御機嫌よう｣
｢ちょっと待て。何だ、この気配…まさか、お前の体の中にあのメダルを!?｣
｢まだ完全ではありませんが｣
｢馬鹿な。人間がグリードになるなんて…｣
｢映司くんも同じはずですよ｣
身動きのできないアンクの前にアンク（ロスト）が現れ、アンクの力が奪いとられてしまいそうになる。
そこに映司が駆けつけ、映司は自らの力で紫のメダルを呼び出すと、プトティラコンボへと変身し、アンク（ロスト）、カザリをあっさり吹き飛ばし、フクロウヤミーの不意をついた攻撃をも跳ね返し、強大なパワーを発揮する。
｢ここまでか…。行くよ｣

カザリとアンク（ロスト）はさっさと逃走し、フクロウヤミーはプトティラの必殺技に撃破されるのだった。

また暴走する映司だったが、アンクは自分の完全復活のためにはお前の力が必要だと自らの思いを込めて映司の攻撃を受け止めるのだった。
｢お前なら絶対止められると思った…｣
映司はそう呟くとアンクの腕の中へ倒れ込んでしまうのだった。

次回、「夢と兄とバースの秘密」

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