仮面ライダーフォーゼ 第26話「有・終・輪・舞」

仮面ライダーフォーゼの第26話を見ました。



第26話　有・終・輪・舞

ピエロの扮装をした隼が現れ、戦う弦太朗達をよそにプロムのことばかりを考え、自分達がいなくなってもライダー部は大丈夫と喜ぶ隼に美羽がブチ切れてしまう。
「冗談じゃないわ！私がプロムで踊りたかったのは…弦太朗よ！」

一方、新部長・ユウキが見守る中、パワーダイザーを操縦するJKも弦太朗と奮闘し、新生「仮面ライダー部」はまずまずの船出となった。
｢よくやったじゃない、みんな。仮面ライダー部も引き継ぎ完了ね。さよなら、私引退するわ｣
｢隼、一体どういうことだ!?｣
｢……｣
自分がいなくても結果を出したライダー部に美羽は寂しさを抑えられず、ショックの隼も何も言わずに去っていき、弦太朗はそんな2人の心が読み取れないのだった。

新聞部の弥生が律子達が再びゾディアーツになったと書き、このままでは卒業式もプロムも中止になるかもしれないと校内は大騒ぎになるが、大杉先生は卒業式は予定通り行われると告げる。
生徒達は胸をなでおろすが、なぜか弥生だけはショックを受けていたることに友子は気付く。

｢プロムはね、ただのダンスパーティじゃないのよ。高校生活の思い出の結晶…1年生で学園クイーンになった時、当時の3年生の先輩に誘われて出たの。天高のプロムには代々伝わるダンスナンバーがあってね、あの曲とダンスはきっと大人になっても忘れないんだろうな…。明日のプロムでは高校生活で一番影響を受けた思い出深い人と踊りたい。私にもそんな相手がいるの！みんなが最高のエンドマークを付けたいのよ｣
｢最高のエンドマークを付けたいのは隼も同じだ。アイツの美羽に対する気持ちは痛いくらいに本物だ｣
｢…っ!?弦太朗が頼むなら考えてあげるわ｣
美羽が隼と踊ってくれると大喜びの弦太朗だったが、2人の様子を見ていた隼は怒りを抑えきれずに弦太朗を殴りつける。
｢そんなプロム、誰が喜べるか！美羽がな…美羽が一番踊りたい相手は……｣

コーマ・ゾディアーツのスイッチャーが弥生であることが判明し、大好きな天ノ川学園を卒業したくないという弥生は卒業式を阻止するためにコーマ・ゾディアーツに変身していたのだった。

卒業式当日、美羽は隼とともにプロムに出席する。
そんな2人に律子のパートナーとしてプロムに来ていた流星は美羽と隼がいなければライダー部は機能しないことをさりげなく告げるのだった。
｢新生仮面ライダー部は未完成です。僕の見るところユウキさんは閃きは凄いがパニックに弱く、JKは瞬発力に勝るが持久力がありません。今のは僕の一人言です｣

伝統のプロムナンバーが流れ、美羽と隼はダンスを始めるが、隼がフードロイドが会場を守っていることに気付き、弦太朗達の思惑を悟った隼は戦いに合流すると美羽に宣言する。
｢俺のプロムはここまでだ。弦太朗達は今、戦ってるんだよ、ゾディアーツと。俺達のプロムを守るために！俺も行ってくる｣
｢でも…！引退した私達に居場所なんてもう…｣
｢ないならこじ開けるさ。俺はまだ天高を平和にしてない、アイツらだけに任せておけるか！｣
｢格好良いわよ、隼｣
美羽も隼の言葉に励まされ、ともに会場を出ると弦太朗達の戦いに合流し、コーマ・ゾディアーツを粉砕するのだった。
｢弦太朗、頼みがあるんだ。今ここで俺達だけのプロムをやりたいんだ。美羽と踊ってやってくれないか？美羽が一番踊りたいのは…お前なんだ、弦太朗｣
｢でもよ…｣
｢お前、俺が一番満足するプロムにすると約束したろ？俺にはな、美羽の笑顔が一番なのさ｣
｢隼…｣
2人の気持ちを理解した弦太朗は泣きながら隼と握手すると、美羽の手を取りダンスを始めるのだった。

翌日、新部長として張り切ってラビットハッチにやってきたユウキだったが、私服の美羽と隼の姿があり、2人とも大学が近いからライダー部での活動は続けることにするという。
｢新部長のユウキを立てて、私は会長ってことでどう？｣

次回、「変・身・却・下」

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