アクエリオンEVOL 第11話「野生の召命」

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第11話　野生の召命

｢カグラ、ケ・ダ・モ・ノ｣
牢に閉じ込められていたカグラは我慢の限界に達しており、カグラに近づいたミカゲはもっと煽ろうとしていた。
｢あぁそうだよ、カグラ。もっともっとお前の中で猛り狂う理なき過去を放出するんだ。思いきり一滴残らず。そう、君の中で眠るアポロンとシルフィーの記憶を｣
｢うぉぉぉぉ!!｣
｢シルフィはお前の心のすぐそこにある。その吐息は芳しく、その甘ったるい声音は天上の至福を齎す。彼女の熱に導かれ、愛は幾度も生まれ変わる。ほら、愛に渇いているんだろ？お前も禁断の合体を成し遂げたいんだろ？カグラ、もっともっと求めるんだ、もっと！｣
｢ウォォォォ!!｣
｢そうだ、愛に吼える飢えた獣よ!!｣
牢から脱出したカグラは獣の姿となり、ミカゲの首筋に牙を立てようする。
｢さぁ愛の獣よ、渇きを癒すためにお前だけの愛へと旅立て｣

女子寮に侵入したジンと学友を撃ったカイエンは各自反省部屋に入れられることとなった。
｢お前、何者だ!?いいか、これだけは忘れるな。俺はお前を信用するつもりはない、何かあったらその時は…！今度こそお前を…！｣
ジンはすぐ退出できることにになり、外で待っていたユノハがシルフィの扮したぬいぐるみを見せてくれるのだが、ジンは愛想なくそのままその場を離れ、その後赤面するのだった。

アマタが気になって仕方がないゼシカは思わず、アマタの飲みかけのジュースをもらって間接キスをしてしまう。

その頃、カグラはミスラ・グニスに搭乗し、ネオ・ディーバに向かおうとするが、イズモの指示で邪魔されてしまう。
「臭い…あの女を殺したい…殺して、この手に抱いて、壊してやりたい。俺の、シルフィィィィィィ!!」
攻撃されてボロボロになったカグラの中の記憶が呼び起こされて叫ぶと、機体から大きな翼が現れる。
そして、ミカゲの協力でネオ・ディーバへのゲートが開き、ミコノのもとへと向かっていくのだった。

次回、「アクエリアの舞う空」

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