仮面ライダーオーズ/OOO 第38話「事情と別れと涙のバース」

仮面ライダーオーズ/OOOの第38話を見ました。



第38話　事情と別れと涙のバース

映司はオーズに変身し、メダガブリューを使いなんとか粉砕するのだが、大量のセルメダルがバースの武器でもあるサソリメカがすべてのメダルを回収され、カザリ、メズール、ガメルが吸収してしまう。
伊達は真木に誘われるままにグリードのグループへと寝返る道を選び、バースに変身すると、ガメル、メズールらと映司を追い込んでいく。
｢後藤ちゃん、危ないから引っこんどいた方がいい。これ、勝ち目ないでしょ｣
｢伊達さん…嘘ですよね!?｣
｢俺、今まで後藤ちゃんに嘘吐いたことないでしょ｣
アンクもカザリの攻撃に逃げるのが精一杯で、映司は変身を解除し、コアメダルを数枚奪われるものの、後藤の機転でなんとかその場を離れることに成功するのだった。
｢伊達さんが裏切るなんて、そんな…!?｣
｢驚くことじゃない、奴は最初から一億のために動く奴だ｣
｢だからって俺達を裏切るような人じゃない｣
｢どこかだ？こっちはメダル2枚持ってかれたんだぞ｣
｢だから事情が…｣
伊達が恵まれない地域に医療学校を作るための1億円を手にするために裏切ったことがにわかに信じられない後藤だが、伊達を連れ戻すために自分が1億円を作ると宣言するのだった。

頭に弾丸があることで頭痛に苦しむ伊達は、世界を終わらせようとする真木を説得するが聞く耳を持たない。
「俺は結構好きだったよ、あんたも、人形も」
「伊達くん、明日再びオーズに仕掛けます。君と二人だけで。向こうも油断するでしょう」
｢…OK｣

真木が映司の体内のメダルに再び働きかけ、異変を察知した映司はアンクとともにに真木や伊達の前へと向かう。
映司の体内にある紫のメダルを奪うため、伊達はバースへと変身しようとするが、そこへ後藤が駆けつけた。
｢来なくていいのに｣
｢伊達さん、一億作ろうと思いましたけど無理でした。でも、ホントにこんなことで夢を叶えるつもりなんですか｣
｢え、夢？｣
｢医療関係の学校を作る夢です｣
｢ハハハハハ…どっから聞いてきたんだ、そんな話。違う、邪の道は蛇。医者にも裏の世界はあってさ、金さえ出せば最高の名医がいたりすんだよ。ただバカ高い｣
｢じゃ、一億円はその手術代…!?｣
｢まぁ褒められた手段じゃないし、自分で一億稼ぐ賭けに出た。悪いな、後藤ちゃん。俺、最初から欲望まみれなんだ。まだ死ぬわけにはいかねえってさ。そのためならお前達とも戦える｣
｢だったら、だったら俺が伊達さんを止めます!!やっと分かりました。伊達さんを死なせないってことはただ命の心配をするんじゃない、俺が俺の知ってる伊達さんのバースを引き継ぐ――それが伊達さんを死なせないってことです!!そのためなら、そのためなら俺も戦います!!｣
後藤は伊達にバースバスターを構え、バースに変身した伊達と対峙するが、突如伊達はバスターを真木へと向ける。
伊達は鴻上会長の命令を受けてグリード側へと寝返ったフリをしていただけだったのだが、いざとなるとバスターの引き金を引けず、真木はそんな伊達を前にバースに装備されていた自爆装置のスイッチを押してしまう。
しかし、自爆装置は後藤によって取り外されており、危機を脱した伊達は躊躇いを捨てバスターを真木へ放つが、飛び出してきたカザリ、メズール、ガメルによって阻止されてしまう。
｢申し訳ありません、私は用心深いんです｣
｢裏切り者は死ぬのね｣
裏切り者である伊達は一斉に攻撃を受け、変身を解除すると、深く傷ついて倒れこんでしまうのだった。
駆け寄る後藤に自分を信じろという言葉を残すとゆっくりと伊達は目を閉じてしまい、悲しみの中で立ち上がった後藤はついにバースへと変身し、すべての武器を装着すると、映司を攻め立てるグリードに向けて強烈な一撃を放つのだった。

圧倒されたグリード達は突如現れたアンク（ロスト）によってその場から逃走し、命を落としたかと思われた伊達は鴻上会長から危険手当や後藤を育てた報酬5000万円を受け取ると、先に真木から前金として受け取っていた5000万円を合わせて一億円を達成し、その一億円を手に海外で手術を受けるため旅立っていくのだった。

次回、「悪夢と監視カメラとアンクの逆襲」

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