スイートプリキュア♪ 第21話「ドックン!奇跡のプリキュア誕生ニャ!」

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第21話　ドックン!奇跡のプリキュア誕生ニャ!

ハミィがフェアリートーンをセイレーンに奪われてしまい、セイレーンが不幸のメロディを歌ってしまったら、世界は終わってしまう。
そんな状況下でもまだハミィはセイレーンを信じていた。
「離れていてもきっと届くはずニャ！」
ハミィはセイレーンに想いを届けるために発声練習を行っていた。

時計塔前の広場では、セイレーンが歌う準備をしていて、不幸のメロディを歌わせないために響と奏はプリキュアに変身しようとする。
｢ちょっと待った!!あれを見ても変身できるのか？もし、お前達が変身したら…｣
響と奏が時計塔の上を見上げるとメフィストがもしもの時を考えて時計塔にハミィとフェアリートーンを縛っていた。
｢メフィスト様、御心配なく。私にはもう迷いなどありません｣
｢分かった、信じよう｣
｢ハミィ、今更止めようとしても無駄よ｣
｢ハミィは止めたりしないニャ。ハミィはセイレーンの友達だからセイレーンのすること邪魔したりしないニャ｣
｢ハミィ、なんてこと言い出すの!?｣
そして、セイレーンが不幸のメロディを歌おうとした時、ハミィがセイレーンに想いを伝える。
「セイレーンはハミィのことなんて気にすることにゃいニャ」
｢ハミィ、アンタは相変わらず天然ボケの子猫ちゃんね。私は今から不幸のメロディを歌うのよ？世界中が悲しみのどん底に突き落とされるのよ？アンタはそれでもいいっていうの？｣
｢それでもいいニャ｣
｢はぁ？｣
「それでも良いニャ!!もしもこの世界が、悲しみのずんどこに突き落とされても、大丈夫ニャ!!」
｢何で大丈夫なわけ？｣
｢だってそうなったら…きっとセイレーンはハミィと一触に泣いてくれるニャ!!だから全然大丈夫ニャ!!｣
｢呆れたわ!!アンタはどこまで天然ボケなの!?｣
｢天然ボケでごめんニャ｣
｢……｣
｢何があってもハミィとセイレーンは友達ニャ!!ずっと、ずーっと友達ニャ…っ!!」
そして、ハミィは発声練習を始め、その歌声がセイレーンの心に響き始める。
「セイレーン、お前を信じなくてよかったよ」
セイレーンが音符を逃がそうとするが、その逃げた音符を使ってメフィストが時計塔をネガトーンにしてしまい、響と奏はプリキュアに変身するのだった。
「「レッツプレイ、プリキュアモジュレーション!」」
｢爪弾くは荒ぶる調べ!キュアメロディ!!｣
｢爪弾くはたおやかな調べ!キュアリズム!!｣
「「届け、2人の組曲!スイートプリキュア♪」」
響と奏はネガトーンに歯が立たず、ついにハミィにも魔の手が迫ろうとしていた。
「もう嫌、やめて…。やめて!!もうこれ以上、ハミィを悲しませないで!!」
セイレーンはキュアビートとなり、ハミィを助け出すのだった。
混乱していたセイレーンだが、ボロボロになりながらもネガトーンに立ち向かう響と奏の姿とキュアミューズのフェアリートーンの話に自分の気持ちを見つめ直す。
「おいで、ドリー！ミラクルベルティエ、セパレーション！溢れるメロディのミラクルセッション！プリキュア・ミラクルハート・アルペジオ!!」
「おいで、レリー！ファンタスティックベルティエ、セパレーション！弾けるリズムのファンタスティックセッション！プリキュア・ファンタスティック・ピアチェーレ!!」
「「三拍子！1・2・3！フィナーレ!!」」
響と奏はネガトーンを撃破し、ハミィは音符をたくさん回収するのだった。
そして、雨の中、セイレーンはその場から走り逃げてしまう。
――あたしが、プリキュア…？

次回、「ララー♪魂の調べ、その名はキュアビートニャ!!」

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